13:ボケ防止は楽しみをみつけること(体験談)2


祖母が亡くなってから母は口癖のように
「私は施設に入れてね。」と言います。
子供にだけは、自分がしてきた苦労をさせたくないいう想いが強かったのでしょう。
そんな母は、祖母の最後の数年のことを、特に気にしているようです。
病気は仕方がないけれど、自分の娘や息子の名前を忘れたり
食べたばかりの食事を覚えていなかった祖母を見て、
自分もあのようになるのだろうかと
恐怖にも似た感覚を持ったとしても無理はないと思います。

祖母が亡くなり、最初はぽっかりと開いた穴を
どうやって埋めればいいのか分からなかったのでしょうが、
幸いなことに私の子供(母にとっての初孫)が生まれたことで
母親の私より、生まれたばかりの孫の世話に没頭し始めました。

でも、それはある意味危険だと思ったのです。
子供は成長します。
いつまでも赤ちゃんではありません。
だからこそ母には、孫の面倒をみることより外へ目を向けてほしかったのです。
でないと本当に祖母のようにボケてしまうのではないかと危惧したからです。

だから旅行を勧めました。
バスツアーから温泉旅行まで時には父と夫婦二人で時には近所の友人と
旅行に出かけることを勧めたところ、ハマってくれました。
楽しそうに旅行のパンフレットを眺めている母を見ていると
母にとってのボケ防止は、これだと思いました。

体が動く間は、楽しみながらボケ防止してくれることが、なによりですからね。



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